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走るなら、やっぱMT! だから・・・![]() 第12章 AFC imp Ⅱ 実践セッティング Vol.3 M42 続き 編 |
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では、エキゾーストクランプを止めてエンジンからダイレクトに出ている酸素濃度(AF)を測ってみましょう。
純正O2センサーを外し、LM-1のセンサーに付け替えます。
え~O2取っちゃったら制御できないじゃん・・・・大丈夫。(^^)
LM-1のアナログ出力を使って、DMEの方へはちゃんと信号が入るようにできるんです。な~んとスグレモノでしょ(^^)
実は、この出力も弄れるんだけど、今回は標準14.7(標準)の信号を弄らずにおきました。
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点線が前回取ったDATAのまま、エキゾーストクランプを使った値です。 実線は、純正O2とLM-1のセンサーを置き換えた値です。 全般的にA/Fが0.4~0.2ポイント下がっています。(濃いってことね。) お~。触媒クン、ちゃんとお仕事してるじゃん。(^^)よしよし。と誉めてあげましょう(^^;; 少し回転の上りが早くなっているのは、エキゾーストクランプが多少抵抗になっていたせいか、 もう少し濃い方がパワーが出るのかもしれませんね。(^^) |
ちなみに【omit】にして見ます。![]() |
わおぉ。めちゃくちゃ・・・ 2200rpmあたりの薄い所が、モロに出てます。4800rpmも同じく、AF16超えてます(^^;; 上図、緑線はエアフロ利用率=フラップの開度を示しています。 全開にしてから4000rpmあたりまではイイ感じで開いて行くんですが、 それを超えると開きが鈍くなっています・・・この辺がフラップの限界なのかもしれません。 その後、AFがガツンと乱れる所でも、殆んど反応していませんので、ほぼ開き切っていると考えられます。 従って、4000rpm以上はマップだけで動いていると言えるでしょう。 |
さて、2200rpmあたりをグッと濃くして、4800rpmあたりも絞って、AFCimpⅡスイッチオン!!![]() う~ん下はイイですねぇ。4800rpmの薄い所をさらに濃くしたら、4500rpmあたりが乱れました。 |
さてさてお待ちかね!ハーフスロットル(50%)のDATAを取って見ましょう。
以前にもお話しましたが、3000rpm以下はO2が制御してしまうため正確なDATAは取れません。
DMEへのO2センサーの信号を切って、DATA取りをしてみます。
・・・・・と、、、、、わわわ。アイドリングがボコボコ言って落ち着きません・・・
M44は、何事も無いかの如く動いたんですが・・・AFは9~10位・・・恐ろしく濃いです。
O2センサーが、一生懸命フィードバックしてくれてたんですね(^^;;
この時点で、アイドリングを正常にさせるには、AF12位まで絞ってやる必要があります。
この数値、なんと-15%!すげ~濃いっす。(^^;;
とりあえずアイドリングする所まで絞って、ノーマル50%開度のDATAを取ってみます。![]() |
まず点線が【omit】の状態です。 すごいですね。最大でAF17を超えてます。薄すぎ・・プラグ解けちゃうよ・・・(^^;; M42でプラグが真っ白なお車を良く見かけますが、この辺が原因なのかもしれません。 ほとんど HI と同じようなAFなので、ひとまず HI のDATAそのまま Low にも入力してみる事にします。 実線が調整後です。 薄すぎる領域をだいぶ良い所まで調整できています。 特に4000rpm超えてからは、グンと伸びが良くなっている感じがグラフに出ていますね。 4000rpm以下は濃くしすぎたようです(^^; 3000rpm以下位のAFは、単に13.5とかに合せるよりは、少し濃い目が良いようです。 薄くすると、レスポンスは落ちる が 伸びが良くなる。 濃くすると、レスポンスは良い が 伸びが悪く感じる。 いずれにしても下は12以下、上は14.5以上というのは、完全に安定燃焼や燃費の面から言ってもハズレですので、 ハーフなら下は12~13.5前後、3500rpmから上は14~14.5前後に合せるのが良いでしょう。 もうひとつ、MINI もさることながら、このエンジンも燃費が1割程度改善されます。 燃費のために着けても、元が取れるかな(^^) 調子イイからって、踏んだら同じですが・・・(^^;; 私のカンですと、1割り推定で15ps位は行ってると思います(^^) 試乗結果ですが、グラフ以上に加速や伸びが良くなっていることが、しっかり体感できます。 今度、機会があったらシャーシダイナモに乗って、どれくらいパワーが出ているか?検証してみたいと思います。 M44に続きM42も、これで実車セッティングDATAが取れました♪ |