走るなら、やっぱMT! だから・・・



第6章 デフ&LSD&ギア比 編


さぁて、デフです。。。デフってなんだ??(^^;; 
簡単に言うと、
エンジンの横回転を縦回転に変えて、タイヤが回るようにしてくれるもの(^^)

エンジンから、クラッチ・ミッション・プロペラシャフトを通って、
リアアクスルの真中に鎮座されてるのがデフ様です。(^^)

E36のデフには3種類あって、
is & 320一番小さいスモール
M3Cは、一番大きいラージ、その他がミディアムと分かれています。
(車種によって、混在している場合もあります。)
デフの中では最終減速といって、プロペラシャフトの回転を走れる速度に減速しています。
isのMTの場合は3.45倍、ATの場合は4.44倍です。
MTとATでは、ミッション自体の減速比が異なりますので、最終減速比も異なると言う訳です。

写真は、デフです。(^^;;
おっ!ARCのパイプスタビ・・・
なんだ?このマフラー・・・途中から色が変わってる?
スパスプか?ダイナか??(^^;;
こんな風に思われた方。。かなりお詳しいですね!

じゃなくてぇ・・・(^^;;
なんなだか解りませんよね。(^^;;
何を言いたいかと申しますと、デフがデカイんです(^^;
別になんてことは無いデフですが、is用は元々スモールですので、
このデフよりは、ひと回りケースも小さくなります。
なんでミディアムデフをわざわざ積替たかと言うと、
ギア比を上げたかったんです。
なんでギア比を上げたかったか?と言うと、
なかなかエンジンにまで、手をつけられない今日この頃・・・
ファイナル変更は、確実に加速を良くしてくれるんです。
これでもう、小さなタイヤ履かなくても済むかしら・・・(^^;;;;と言ワケです。

isのMTは3.45、ATは4.44、では、4.44を使いましょう!と言うことで、
何の問題も無く、交換は出来るのですが・・・・・・
ギア比は約1.3倍・・・ということは・・・・・
仮に、ノーマルisのトップスピードを215kmとした場合、
isのAT4.44では、167km・・・・・
これではこま〜〜る。(^^;; 高速道路、五月蝿くてかなわん・・・

では、320ATの4.10では、181km・・・この位なら、我慢できるか?
それでも高速道路100kmで5000rpm近い・・・・しんどい・・・・燃費も悪い・・・
ではでは、なんかないかなぁ〜〜と言う訳で、
登場したのが、325ATの3.73でございます、ハイ(^^;;
こちらミディアムサイズとなりますが、キャリアはいっしょですので、
搭載可能なんでございます〜、ハイ!(^^)v
これでしたら1.08倍、トップスピード195km、高速でも何とか走れます。
というか、Z3の2.2&2.0は元々3.73ですので、
同じ回転数で走ってるって事なんです。



おぉぉぉ!!いい感じで流しながら、茂原1コーナーに消えていくC氏
 
さぁ、そこで登場 LSD(リミテッドスリップデフ)です。
車は幅がありますので、曲がる時に左右のタイヤに回転差が生じます。
その回転差をデフのベベルギアさんが調整してくれています。
えらいですねっ!(^^)
直進時には働いていません・・・お休みもするんですね。(^^;

こんな偉いデフ君なんですが、走り重視の方には、ちょっとした
フラストレーションの種になり兼ねない事があります。

そう・・・コーナーの立上りでパワーをかけると、内側のリアタイヤが
浮いて空転してしまう=思うように前に進まない、そんな現象が現れます。
これは困ります!ただでさえパワーの欲しいisで、空転にパワーを
持って行かれてしまったんじゃ、勿体無い!。
先程うんと誉めた、ベベルギアさんを規制し、動けなくしてあげる何とも奇怪な装置がLSDです。(^^;;;
LSDを装着することにより、空転が抑えられ、コーナーの立ち上がりでもグイグイと前に進むようになります!
LSDD君もスゴイねっ、偉いっ!!(^^)
単にLSDといっても、いろんな種類があります。機械式と言われるモノが本来のLSDの語源です。
ベベルギアの間に、数枚のクラッチ板を設け、カムで動きを規制します。
その他には、一部BMWにも採用されているトルセンLSD、こちらはまさに奇怪なヘリカルギアの組合せで、
左右のトルク差を整えてくれるすばらしいLSDですが、
複雑な構造のため,コストがかかるところが難点です。
もう一つはビスカス式、これもBMWの4輪駆動車などで使われているもので、
液体の抵抗を利用していて癖が弱為、国産車などでも採用されています。



今回採用しましたのは、スタディさんで販売されている
カーツの機械式LSDです。
スモールのデフの頃は、Z3純正の機械式LSDを使っていましたが、
どうも効きが弱い・・・外してみると・・・・手でも回りました・・・・
全然効いてないっ!!(^^;;
で、デフも大きくなることですし、早速新調と相成ったわけです、ハイ(^^)

カーツの魅力は、なんと言っても価格。
工賃・サイドカバー・ベアリング込み 160,600yenでっす。
ガツンと効いてる、お手ごろLSDです。
唯一の難点は、音。
元来LSDは、作動する際に音が出るものなんですが、
特にスモールは、曲がる度に結構バキボキ言います(^^;;
気にならない方は、逆にLSD効いてるぅ〜なんてニンマリなんですが、
知らない人を乗せると・・・・・
「なんか壊れてんじゃない??」なんて言われてしまいます、ハイ(^^;

純正LSDは、かなり入手困難ですが、約242,000yen位です。
同じく1コーナー進入のアプローチ。目一杯コースを使う達人T氏



あ〜僕のお尻が切れてるぅ〜(^^;;; 15インチでも、なかなかカッコイイでしょ?(^^;

さぁ、3.73デフ搭載の走りは?と言うとぉ〜(^^)
トップスピード計算は、先程の5速レブで、3.45が217km、3.73で約195km。
そうは言っても、相当条件が良くないと210kmは出ませんから、
普通のサーキットなら3.73の方が、確実にトップスピード高いかもしれませんね(^^
大きなサーキットは怖いんで、まだ試してません。(^^;;

それにしても、良く言われるのが、1速と2速が離れ過ぎのis君。
このデフ組んで、何がいいかって言いますと・・・
一番は、ミッションの繋がりが良くなる!2-3なんて、クロスミッションを
組んだの如く、いい繋がりをしてくれます!いいです、これっ!(^^)v
通常は、ノーマルよりもリズミカルに、ブオーン、ブオーン、ブオーンって
シフトアップしてく感じです。(^^) (ブオーンじゃわかんね〜〜よ(^^;;
唯一の難点は、いつものコーナーを2速に落としてしまうこと・・・
速度は1割落ちるワケだから、コーナーによっては3速のまま行っちゃった
方が良い場面も出てきます・・・この辺は、慣れですね。
ちなみに、BMWはリアデフからスピードパルスを拾ってるんで、
スピードメーターには一切狂いは生じません(^^)



中古部品を上手く揃えれば、3.73デフ関連の部品と、工賃11万円位で仕上がりますので、
なかなかコストパフォーマンスの良いチューニングではないでしょうか?(^^)
「0」発進は、確実に早くなります、ハイ(^^)
ハブベアリングが逝っちゃって交換しなくてはいけない・・・リアアクスルのリフレッシュもしたい・・・LSDも入れたい!!
そんな作業と抱き合せにすると、工賃も割安で仕上げることが出来ます(^^))//