走るなら、やっぱMT! だから・・・



第4章 ペダル変?

こちら、tis号です。
スパルコのペダルセットが装着されていました。(^^)
純正Mのペダルセットは、ご存知のとおり斜めに
大きなゴムが配置されていますので、ど〜もスニーカーの
ブロックに引っ掛かるんですよねぇ〜・・・(^^;;
このペダルは、さすがスパルコさん、全く引っ掛かりません。
それどころか、非常に踏みやすいんです。
よく考えられてますねぇ(^^)


さて、、、
BMWのアクセルペダルって、どうも奥行きと言うか、ストロークが多いように思いませんか??
つま先が伸びるほど踏まないと、全開に成らないような・・・・
そこで、
実は知るヒトぞ知る、裏技をココでご紹介したいと思います。
DIYでやられる方は、よく読んで機構も理解して、自己責任でお願いします
よ(^^;;

エンジンのど真ん中にある、バタフライのリンケージです。
M44エンジンは、カバーがあありますので、
ネジを緩めて外してください。
なにやら、同じような機構が2つも・・・・・・
実は、余っている方は、クルーズコントロール付き車両用の
リンケージなんです。
テコの原理で、こちらの方がストローク少ないですよね(^^)
うんじゃ、使っちゃいましょう(^^)
サイズは同じなので、何の問題も無く移設可能です。
あっ、試作のタワーバーが・・・・(^^;;

 バタフライの黒いプラスチックをつまんで外す
→ワイヤーが通っている筒をこじて外す
→プラスチックを半分に開いてワイヤーを抜く
→右の調節を引き抜く
→ゴムを慎重に外す

これで外れます。
取付は、その逆です。

な〜んだぁ〜、こんな簡単な事かぁ〜、っと侮ってはいけません。
ストロークが短くなった分、ペダルの調整もしなくてはいけません。
ここが肝心なんです(^^)
アクセルペダルの位置が、現在のままでよい場合は、ワイヤーの先のストッパーにアルミのカシメや
鉛の重りなんかで余ったワイヤーを詰めても良いでしょう。
ギボシ端子カシメてた人もいたなぁ・・(^^;;;
その辺は、臨機応変な対応で良いと思います。
先荷出たワイヤーが接触して、戻らないような事が無いよう、気をつけてください。

私の場合は、ペダルを少し下げたかったので、違う方法でやってみました。

室内のアクセルペダルのストッパーを起こして、
ペダル位置を少し下げてやります。
こうすると、ペダルが少し前に行きますので、
すり足でヒール&トゥをする人には使いやすいと思います。
続きです。
アクセルペダルの奥には、全開にしたときを調整する
ストッパーがついています。

このtisは、元がAT。
なので、キックダウンスイッチまでついてます(^^;;
これを外して、画像のようなボルトと蝶ナットでストッパーを
作ると、いつでも何処でも、微調整が出来て大変便利です。
装着図は、こんな感じ(^^)
アイドリングで、少し遊びがあり、全開でワイヤーが
突っ張らない、微妙な位置に調整してください。
慣れると一人でも出来ますが、二人で確認しながら
やると良いでしょう。
次にクラッチです。
どうもペダル位置が、ブレーキより高く使いにくいです。
そうかと思えば奥行きが多くて、渋滞では疲れるは、
何処で繋がるのか解らないは、どうもタッチが悪いです。
これはおまけなんですが、M3とか一部の車には、
クラッチペダルのところに、こんなスプリングが付いてます。
踏む力を軽減する装置なんですが、
これはペダルタッチを悪くしてます。
思い切って、外しちゃいましょう(^^;;
多少重くなりますが、男はPowerです(^^;;;

さて、外してみると・・・
ペダルの手前方向は、遊びでガタガタなのが良く解ります。
こりゃだめだ・・・っと言うワケで、
こんなものを使って・・・
おっと、袋ナットはボルトが長くて、使えませんでした(^^;;;
こんなところに、ストッパーを付けてやります。
ボルトに隠れているところには、元々クラッチを切らないと
エンジンが機構を作動させる枝が出ていますので、
そこを使います。
ブレーキスイッチを参考にすると、一目瞭然。
できるだけ太いネジで、先にクッションをつけるとか、
工夫と原理を理解して、やってくださいね。

さて、完成です。
下左図はbefore、上右図がafter、これで15mmほど違います。
すごく走りやすくなりました(^^) おっと、ゲッターも装着されてます!(^^)
ゲッター解らない方、FMHPのどこかに出てます。探してください(^^;;


あまりペダル位置を下げると、レリーズベアリングが接触しっぱなしになり、
クラッチが滑ったり、ベアリングが壊れたり弊害もあります。
ゲッターが高すぎると、クラッチが切りきれず、ミッションがかじったり抜けなくなりますので、
これも機構を理解して、注意しながらやってください。

自信が無かったら、お任せを!!
両方調律して、26,400yenです。(ゲッター付き(^^;;;)

何事も、ストロークが無い方が良いとは言いませんが、きちんと調律すると、驚くほど走りやすくなります。
もちろん、操作も素早く出来ます!走りを楽しむ方、挑戦してみてください。
機構がよく解らない方は、ご用命ください(^^;;;