FMオリジナル AFC imp U 車種別実践セッティング
NEW MINI 【COOPER】 & 【COOPER-S】
【COOPER】
さてさて、感覚だけで詰めて来ましたが、実際にはどうなの??どうやって確かめる??
色々物色しておりましたら、なにやら凄い物を見付けてしまいました!(^^;;;
まず、AFCでは燃調を弄っているワケですから、一番気になるのは、空燃比(AF)ですよね。
ガソリンエンジンの場合、理論的な燃料と空気の割合は1:14.7です。
この比率は、ストイキオメトリックレシオと呼ばれ(舌噛みそうな名前だ・・・(^^;;;)
理論上、空気中の酸素は全て燃料と結合するんだそうです(^^;;
難しい事はこの辺にして・・・(^^;;;
要は、リアルタイムでAFを監視することにより、AFを弄る前と弄った後の評価ができると言うワケです。
こちらが私が選んだその機械【GRIDさんのLM-1】 と言う代物です(^^) 当社では販売しておりませんので、興味のある方は 直接GRIDさんへお問合せ下さい。 さて、この機械?いや測定器と言った方が良いでしょう。 ちょっと前まで100万位、つい最近まで20万位していた 高度精度な空燃費計なんです。 それが、個人レベルでも買えるようになった 優れものです。 |
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早速、ミィちゃんに装着です。 標示は1:15.9。 ってことは、リーン(薄い)って事ですね。 |
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なにやら、モノスゴイことになって来ました。 高度救急救命の様相です(^^;;; |
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おしりには、体温計とバンソウコウ? |
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ちょっと待った〜〜〜〜っ!!! と、お声が・・・・・ハイ、仰ることは良く解ります(^^;;; 元来、O2センサーと言うのは、正確に計測できる温度の幅が少なく、 こんな排気管の末端では、きちんと計測ができる訳が無いのですが・・・・これは出来ちゃいます! |
さらに、一般的なO2センサーは、リッチかリーンかだけを ON/OFF で、CPUに送っていますので、
リアルタイムに広い範囲の空燃費を計測することは、不可能なはず・・・・・が、これも出きちゃいます。
しかも、高価なジルコニアでもありません・・・なんなんだこれは・・・・(^^;;;
さらに、ログを取ってグラフや表に出来るというから、正に夢のような計測器なんです!
まぁ、能書きはこの辺にして、実際にどんなDATAが取れるか?やって見ました。
こちらが、その結果です。すばらしい。ブラボー!!!(^^;;; まだまだSetting途中なんですが、黒線が回転、赤線がAFです。 点線は、AFCimpをキャンセルした状態でとったDATA。実線は、これを基に僕がSettingした後にとったDATAです。 |
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左のタグは、5080rpm を基点とするため、グラフの始まりをココに合せました。(カッコ内は点線の数値) 右のタグ上だけで見ると、同じ時間で到達する回転数は、90rpm(回転)上回っています。 それだけ、回転の上りが早くなったと言うことですね。って、たった 90回転でしょ・・・・・・・(^^;;; しか〜し、90回転を侮る無かれ!右の下のタグも一緒に見てください!Setting後、6440rpmに達したポイントです。 右上は、ノーマル状態で 6440rpmに達したポイントです。 横軸は時間ですから、なんと2秒も早くこの回転に到達していることが解ります。 (だからって1ラップ2秒タイムアップするってモノでもないですよ(^^;;) |
百聞は一見に如かず。スバラシイ! ってことは・・・
AFCimpのWARNING機能を使って回転を設定し、助手席の人にストップウオッチを押してもらう程度のことでも、
ある程度目安になるって事になりますよね。
この辺は、ある程度DATAに基づいたSetting例と言っても、良いでしょう。
0〜400大会を常にやっているワケではないので、全開での到達速度が、どうこうのというSettingをしていこうとは思いませんし、
そこを求めるのであれば、ロム・チューンの方が遥かに簡単で、結果も出ると思います。
あくまでも、狂ったAFを補正してやる。それがAFCimpの任務だと考えていますので、
実際、気持ち良く回ってくれたら、これが良しと考えています。
最近は、パーシャル域のSettingも始めました。
この辺は、少し濃い目にした方が、ポンッ!と踏んだ時の出足が良く、
シフトの繋がりも良いように思います。
早く暖かくならないかなぁ・・・・・・寒いと、どうも出不精で・・・・・・(^^;;;
@ 2/13
![]() ↑ こちらがシャーシダイナモで測った結果です。 エアクリーナーとアーキュレーのマフラーで武装したリキット君は、 カタログデータの170psを、8.3ps上回る、178.3psの結果が出ました!優秀ですねぇ〜〜(^^) エアクリとマフラーだけでも、結構パワーアップしてます。 が・・・下のAFデータを見ると、だいぶ空燃費が濃いことが解ります。 さぁ、ここで AFCimpUの登場です。 4000rpm辺りの濃い目の部分を減らしていき、再度測定した結果が、セッティング例1です。 なんと!1回目のセッティングにもかかわらず、187.4psを記録。 トルクピークは、僅か0.2kgのUPですが、ピーク後のトルクの落ち込みが だいぶ少なくなっているのも見て取れます。すんごい!! 空燃費も、随分改善されていることが解ります。 ![]() |
さらに今一度、再修正を加えた結果がセッティング例2で、5000rpm以上での濃い部分を、 もう少し減らしていきました。 結果は・・・なんとっ、191.7ps! 実に、13.4ps (率にして、7.5%のパワーアップ)が確認できました! これはスゴイっ!本当にスゴイコトですよっ!!APR担当者さんと、共に目が(@_@)でした(^^;;; いや〜すごい。マイリマシタ!! |
という結果が出ますと、これはオススメせずには、いられませんっっ!(^^;;; スゴイです!
実走行では、一般的な加速でも充分パワーアップが感じられます。
特に、高速のレーンインなどは、思い切り引っ張らなくても、グイグイ加速してくれます。
今まで、3000〜4000辺りの加速の割りには、その上でトルク感がなかったのは、
スーパーチャージャーのせいだ!とばかり思ってましたが、原因はAFにあったようです。
正に、目からウロコですね。(^^)
これだけ薄くしていくと、燃費も良くなりそうですね。
追跡調査しま〜〜す(^^)
じつは・・・この高回転が濃い原因、思い当たる節があるんです。
BMWさんの手抜きではないか?と思われる部分・・・
おそらく原因は、そこにあると思うんです。
ここをModifyすると、200psの大代に・・・・・!?(^^;;;
次回は、この辺をレポートしていきますね。
画像をクリックすると拡大されます。![]() |
何時ものようにデターロガーを使って、装着前後で計測してみました。 オレンジ=アクセル開度 緑=ブースト圧 赤=AF 黒=回転数 です。 同じ場所・同じところ(2000rpm程度)から、3速全開で計測した結果です。 予想通り、2000rpmでも0.1以上ブースとが上ります。 径が小さくなった=S/Cの回転は速くなりますので、 低回転からブーストが立ち上がり、圧力も高くなります。 ある程度行くと、リリーフで抜かれるかと思いきや、1.0kg位まででは抜けないようです。 3500rpmからは、最大で0.3kgくらい上がっていきます。(^^) 3速2000rpm〜トップエンドまで、1回の加速で、なんと!3秒44秒短縮しました。(^^)//// いや〜スバラシイです!2速でもちょっとした段差などで、バリバリASCが効きます。 さらにAFを見ると、3800rpm辺りを境に、緩やかに濃くなっていきます。 これは何を意味するかといいますと、 純正のECUで、設定以上のブーストがかかっても、きちんと増量していることを示します。 量はともあれ、ブーストを上げても純正ECUで、ついて行けると言うことです。 う〜ん。ちゃんと余裕み見てあるのね(^^;; おりこうさんです。 さて、ここからまたセッティングです。 同じ回転数でもブーストが上がっているので、その辺を考慮しながら、 少しづつ濃くしたり、薄くしたりして探ってます。 低中速を○○して、○○あたりから○○して、○○の辺はこうすると、 段付も無くスムーズにパワーを出すことが出来ました。(企業秘密でっす(^^;;) 正直、プーリーを組む前と後ではAFCのセッティングがガラッっと変わります。 こんなことにも対応できる AFC imp U。頼りになる奴です(^^) |
AFC imp U 52,800yen 取付費用 22,000yen
お買い上げ頂いたお客様には、FMオリジナル・セッティング表をお付けします!(ここが、企業秘密です(^^;;)
別途費用で、お客様の車に合せてセッティングも承ります。 セッティング費用 23,100yen〜
※ マフラーによって、AFは結構変わります。
マフラーを交換して、下が抜け過ぎてしまった方、是非お試しください。
元気な中低速が蘇りますよ(^^)//