M3用アッパーマウントの効能は??


こちらも質問の多いパーツですので、一挙お答えします。
  まず形状はうんちくコーナーにもありますが、
  以下のような違いがあります。

  M3Bを取付けた場合、初期値で15mm、
  馴染んで約10mmほど車高が上がります。
  10.にも書きますが、フロントの車高が
  下がりすぎてしまった方が入れられる場合が多いです。
  効果としては、キャスターが多くなりますので、

   1.直進性が良くなる。
   2.ハンドルの戻りも良くなる。
   3.ステアリングを切り込んでいくとキャンバーが増える。

  こんなところが上げられます。


アイバッハ等のローダウンスプリングは、かなり前傾姿勢になります。
こうなると、フロントのキャスターは減る方向になってしまいます。(車が傾くため地上に対して立った形になる)
「前傾姿勢の車がステアリングがシビアだ(特に高速道路)」「ハンドルの戻りが悪い。」
と言った話を多く耳にするのはこのためです。
この問題を解決するには、キャスターを増やしてあげなくてはいけません。
M3Bアッパーマウントを使うことにより、若干の車高UPと減ったキャスターを取り戻すことができますので、
とても良い方向に向かいます。
これは、太いタイヤを履いたときも同じ効果が得られます。
17インチ225サイズ以上を履かれた方は、ノーマルに比べハンドルが取られやすくなった経験があると思います。
この問題もアッパーマウントでかなり解決します。
フロント235を履かれた場合は、必ずお勧めしています。
また、切込んで行った時にキャンバーが増える方向に行きますので、特に下りのブラインドコーナーで
先がきつかった場合、切込んでもフロントが逃げる(アンダーが出る)ような現象をかなり抑えられます。
ワンサイズタイヤを太くしたような効果も得られます。

次に、M3Cのアッパーマウントですが、標準的な取り付け方では

  1.キャスターがM3Bよりもたくさんつく。
  2.キャンバーがM3Bよりも少し減る。
  
こんな感じになります。

M3Bのアッパーマウントを装着した場合、クイック過ぎる(シビアな)ステアリングをダル(穏やかな)
方向に修正しましたが、もう少しクイック感が欲しい場合に用います。
車高を落とすと、キャンバーも自然と増えますので、その分を元に戻してあげると考えていただければ
良いかと思います。
フィールは大変よく高速でも、ワインディングでも、軽快に走れます。

部品DATA
M3B及びM3Cアッパーマウント 1個 16,500yen