FMオリジナル  AFC imp U 車種別実践セッティング

E36/318tis 【M42】


M42ファンのみなさま、お待たせを致しました!
こいつがイカン! こいつが抵抗になってる! 何とかならん物か・・・・
あたかも粗悪の根源のように言われているフラップ式のエアフロメーター

じゃ、取って見ましょうか・・・・
そんなところから、この企画が生まれました。(^^;;

これですね。簡単に取り付けられて非常に便利です(^^)

まずは、LM-1のエキゾーストクランプ
と言うオプションを使って、
簡易的にマフラーの
出口でAF測定
をして見ます。
今回の主役は、小野澤号tisでっす。

実走187,000km!!まだまだ元気絶好調です(^^)
自作マフラー、ダイレクトクリーナーが主な変更点。
更なるパワーアップと燃費向上を目指して,
AFC impU装着
です(^^)
取付場所はやっぱりココ。計器は見えないと意味ありません(^^;;;

(画像をクリックすると拡大します。)

さぁさぁ、早速実測です。
3速登り全開でDATAを取ってみました。

点線がomit(オミット・AFCをスルーさせた状態=ノーマル状態)
実線が、Setting 2回目のDATAです。

ノーマルは薄い薄い・・・なんじゃこりゃ〜・・(^^;;
エキゾーストクランプで計っている限り触媒を通ってますので、実際よりも薄くなる事は確かなんですが、
それにしても薄い・・・・3500あたりで、ちょっと濃くなって4800まで延々と薄くなっていく・・・
APRさんの付属の資料にそっくり。(当たり前か・・(^^;;)
こりゃいけません!全然薄すぎ。
早速、
APRさんのデーター打ち込んで計測・・・マフラー抜けすぎか?まだ全然足りません。

さらに倍、さらに倍で、このくらいの数値になりました。(^^;;
概ね13.5を狙えた結果ですが、あくまでも触媒を通った後の話。
3000rpm以下は、ご覧の通り14.5くらいですので、きっちり触媒が効いています(^^)

では、前回のように触媒を通る前で計測してみましょう。どんな結果が出るか楽しみです。


Settingに悩んだら、お越しください。このくらいのDATAでしたら、1時間程度で取れます。

注 意
必ず、回転信号線を1本コンソール辺りまで、引っ張っておいて下さい。




to be  continue

では、エキゾーストクランプを止めてエンジンからダイレクトに出ている酸素濃度(AF)を測ってみましょう。

純正O2センサーを外し、LM-1のセンサーに付け替えます。
え〜O2取っちゃったら制御できないじゃん・・・・大丈夫。(^^)
LM-1のアナログ出力を使って、DMEの方へはちゃんと信号が入るようにできるんです。な〜んとスグレモノでしょ(^^)
実は、この出力も弄れるんだけど、
今回は標準14.7(標準)の信号を弄らずにおきました。


点線が前回取ったDATAのまま、エキゾーストクランプを使った値です。
実線は、純正O2とLM-1のセンサーを置き換えた値です。
全般的にA/Fが0.4〜0.2ポイント下がっています。(濃いってことね。)
お〜。触媒クン、ちゃんとお仕事してるじゃん。(^^)よしよし。と誉めてあげましょう(^^;;

少し回転の上りが早くなっているのは、エキゾーストクランプが多少抵抗になっていたせいか、
もう少し濃い方がパワーが出るのかもしれませんね。(^^)


ちなみに【omit】にして見ます。

わおぉ。めちゃくちゃ・・・
2200rpmあたりの薄い所が、モロに出てます。4800rpmも同じく、AF16超えてます(^^;;

上図、
緑線はエアフロ利用率=フラップの開度を示しています。
全開にしてから4000rpmあたりまではイイ感じで開いて行く
んですが、
それを超えると開きが鈍くなっています・・・この辺がフラップの限界なのかもしれません。

その後、
AFがガツンと乱れる所でも、殆んど反応していませんので、ほぼ開き切っていると考えられます。
従って、
4000rpm以上はマップだけで動いていると言えるでしょう。

さて、2200rpmあたりをグッと濃くして、4800rpmあたりも絞って、AFCimpUスイッチオン!!

う〜ん下はイイですねぇ。4800rpmの薄い所をさらに濃くしたら、4500rpmあたりが乱れました。
今変はもう難しいかなぁ・・走りながらどっちが良いか決めて行くしかないと思います。

LM-1はプロットも表示できますので、回転とAFを10分程記録させっぱなしで走り回り、
プロットグラフで確認した上で平均化をして行くのが良いかも知れませんね。

さて、
この辺でそろそろ全開域はは完了のレベルまで調整できました。
フラップに関しては、
4500rpm前後で突然グラフが変わります。
これが純正フラップの性格なのか?スプリングが経たってこのような結果になるのか?
10年経った今となっては計り知れませんが、
一般的な現在のM42エンジンの性格のひとつだと思います。




さてさてお待ちかね!
ハーフスロットル(50%)のDATAを取って見ましょう。

以前にもお話しましたが、3000rpm以下はO2が制御してしまうため正確なDATAは取れません。
DMEへのO2センサーの信号を切って、DATA取りをしてみます。

・・・・・と、、、、、わわわ。アイドリングがボコボコ言って落ち着きません・・・
M44は、何事も無いかの如く動いたんですが・・・
AFは9〜10位・・・恐ろしく濃いです。
O2センサーが、一生懸命フィードバックしてくれてたんですね(^^;;

この時点で、アイドリングを正常にさせるには、AF12位まで絞ってやる必要があります。
この数値、なんと-15%!すげ〜濃い
っす。(^^;;

とりあえずアイドリングする所まで絞って、ノーマル50%開度のDATAを取ってみます。

まず
点線が【omit】の状態です。
すごいですね。最大でAF17を超えてます。薄すぎ・・プラグ解けちゃうよ・・・(^^;;
M42でプラグが真っ白なお車を良く見かけますが、この辺が原因なのかもしれません。

ほとんど
HI と同じようなAFなので、ひとまず HI のDATAそのまま Low にも入力してみる事にします。
実線が調整後です。


薄すぎる領域をだいぶ良い所まで調整できています。
特に4000rpm超えてからは、グンと伸びが良くなっている感じがグラフに出ていますね。
4000rpm以下は濃くしすぎたようです(^^;
3000rpm以下位のAFは、単に13.5とかに合せるよりは、少し濃い目が良いようです。

薄くすると、レスポンスは落ちる が 伸びが良くなる。
濃くすると、レスポンスは良い が 伸びが悪く感じる。

いずれにしても
下は12以下、上は14.5以上というのは、完全に安定燃焼や燃費の面から言ってもハズレですので、
ハーフなら下は12〜13.5前後、3500rpmから上は14〜14.5前後に合せるのが良いでしょう。

もうひとつ、MINI もさることながら、
このエンジンも燃費が1割程度改善されます。
燃費のために着けても、元が取れるかな(^^)
調子イイからって、踏んだら同じですが・・・(^^;;
私のカンですと、1割り推定で15ps位は行ってると思います(^^)

試乗結果ですが、グラフ以上に加速や伸びが良くなっていることが、しっかり体感できます。
今度、機会があったらシャーシダイナモに乗って、どれくらいパワーが出ているか?検証してみたいと思います。

M44に続きM42も、これで実車セッティングDATAが取れました♪


 AFC imp U 52,800yen  取付費用 22,000yen
別途費用でお客様の車に合せて、セッティングも承ります。

お買い上げ頂いたお客様には、is や ti に取付る際の写真付き解説書と、
FMオリジナルのセッティング表をお付けします!
FMオリジナルは、E36 318系(M42エンジン・M44エンジン・MINI COOPER & COOPER-S のみで、
他車種は、APRさんのDATAとなります。
現車合せのセッティングも、受け賜ります!御相談ください。